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2013年11月の1件の記事

震災の教訓を学び語り継ぐ旅

かつてこの地には、人々の笑い声が溢れていたであろう。

そう、あの日までは・・・・。

 


この度、機会があり、「いわき地区被災地スタディーツアー」に参加してきました。
 

訪れたのは、福島県双葉郡富岡町。
福島第一原子力発電所から20キロ圏内に位置するこの町は、一部が帰還困難地域、一部が居住制限地域となっている。
2011.3.11から時が止まった街。
津波の爪痕がそのままに残っている。

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かつては人々で賑わっていたであろう駅の構内。
目の前には穏やかな海が広がっていた。

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ここが線路だったとは思うまい。
遠くに見えるのは第二原発?
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桜のトンネルが有名な夜ノ森。桜並木を抜けた先はバリケードが張り巡らされた警戒区域である。
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行き交う車も人もいない。カラスが住人のまさにゴーストタウン。
こんな場所が平和な日本にあるんだよ。
何故にこんな事になっているのかは言うまでもない。

 

続いて訪れたのはいわき市久ノ浜地区。
この地は津波と火災により多くの尊い命が失われ、住居が奪われた場所である。
震災から2年8ヵ月を経過し、ようやく復旧作業が始まろうとしていた。
新たな土地計画も進められるとのことで、辺りの風景が着々と変わろうとしている。
ガレキの向こうには雲一つ無い青空が広がっていた。
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全てを失いながら、それでもまたこの地で生きよう!と覚悟を決めた方々がいる。
そんな人達が営むのは「浜風商店街」。
「シューズショップさいとう」のおばあちゃんは、自身も津波に巻き込まれながらもなんとか救助され一命をとりとめたという。
色んな思いを乗り越え、今はみんなが訪れてくれること、子供達が運動用品を買いに来てくれることが楽しみと語る。
ふれあい情報館には当時の様子を撮影した写真が掲示してあり、刻々と変わる被害の様子が残されていた。目を背けたくなるような状況ではあるが、私達はこの体験から学ばなければならない。
何があったのか、とっさの判断が明暗を分けているのだ。

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いわき市は福島県の中でも温暖な気候と、豊かな海のめぐみが魅力の地区で、観光も盛んに行われおります。
訪れた日も、県外から可愛いお客さんがいらっしゃってました。

今年も5年前に放流した鮭が戻ってきていましたが、
避難者が戻れる日は来るのでしょうか。
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今回のツアーは、「NPOふよう土2100」様にガイドをお願い致しました。
震災の教訓を学び、いま自分たちができることを発見し、未来へつないで欲しいとの思いで、日々スタディーツアーを行っているそうです。

サイトはこちら→スタディーツアー

伝え聞くのと、自分の目で感じるのとでは大きな違いがあります。
是非一度、”今のいわき”を体感してみませんか?

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